ベスト判(127判)フイルムを作る!
- 127フイルムは既に死滅したフォーマットですから写真店へ行っても売っていません。一部クロアチア製のefkeブランドのものとドイツ製のMACOブランドのものが販売されていますが、非常に高いのが難点です。また、カラーネガフイルムは製造されていません。日本国内で巻き直しフイルムを販売しているところもありますが、こちらも120フイルムの3倍くらいの価格です。それに、4X4で考えた場合は127では12枚しか写せませんが120から切り出したフイルムの場合は16枚撮れます。こうしたことを考えると120から切り出すメリットは大きいと思います。そこで、ここでは127フイルムを作る方法を伝授致します。
要点のまとめ
- 難しく解説していますが、要は切って巻くだけですので気軽にやってみて下さい!
- ダークバッグは最低限必要です。
- 次に127フイルムのスプールを入手しなくてはいけません。新品の127フイルムを購入すると良いのですが、現行のMACOのフイルムは昔の127フイルムと比べるとスプールが長いのでベビー・ローライなどでも収まりが悪いようです。出来れば昔のスプールを入手するのがベストだと思います。
- 127フイルムを作るには2通りの方法があります。
- 120フイルムをロールのまま切る方法。明るい部屋の中で切り、ダークバッグの中で巻直すという手順。
- ジャンクの蛇腹カメラを使ってカッターを作り、巻き取りながら切る方法。
- この方法は本家四四倶楽部で詳しく解説されていますので、こちらをご覧下さい。
- ここで解説しているロールのままで切る方法には出来るだけ頑丈でグリップの良いカッターナイフが必要です。
- ベビーローライなどの自動巻止めのカメラの場合は裏紙の番号を気にせずに切っても構いませんが、その他の赤窓式のカメラの場合はちゃんと番号が見えるように切る必要がある。ただ、ベビーローライなどのカメラは12枚しか撮らない設定なので折角16枚撮れる120フイルムの長さが活かせない。12枚撮ったあとは巻き上げ量を巻き上げノブの回転などで把握すると大体のところで合わせる事が出来て4枚余計に撮れる!
- 切った感触ではコダックのT-MAX、TRY-Xなどがフイルムの裏紙に縦ラインも入っていますし、裏紙も薄いようですので切り易いです。
- 127のスプールは径が細いので120フイルムを全部巻取ると少し苦しいです。出来れば、巻きはじめと巻き終わりの裏紙を30〜50mm程度カットしておくと良いでしょう。カット量は各自調整してみて下さい。私は"START"の文字が出てくるまで思い切って切り落としています。
手順
- まず、120フイルムに127フイルムの幅である46.7mmでラインを引く。120フイルムの16枚撮りの番号はフイルムを手前に引き出すとして向かって左側に記載されているので、左側を残して切る。
- 次にラインに沿ってカッターナイフでロールのままで切る。最初に浅く切り目を入れてから深く切って行く。
- 芯に達したと思ったら終了。
- ダークバッグの中に127のスプールと120フイルムを入れて、巻取って行く。
- 最後まで巻取ったら取り出して巻き終わりの裏紙を30〜50mm程度切り落とす。
- 120フイルムは巻き終わりはフイルムと裏紙が離れているので、このままカメラにセットすると1枚目の巻き上げで絡まる可能性がある。そこで、先頭部分を出してテープで止める。当然、その部分は露光してしまうがやむを得ない。120フイルムは長いので4枚余計に撮れるから、あまり神経質にならなくても良いと思う。もし、ダークバッグの中でテープが貼れたら露光してしまう失敗は起こらない。明るい部屋で作業する場合は、巻取ったフイルムの巻きが全体的にゆるくなるとフイルム全部が端からの光洩れで露光してしまうからゆるみだけには気を付けたい。
- カメラにセットして使います。
- 赤窓式のカメラの場合で4X4のもの(数字の窓がカメラの裏蓋の中央ではなくどちらかに寄ってついている)は16という数字が出れば成功! 4X6のもの(数字の窓が裏蓋の中央についている)は12という数字が出ます。4X3のものは手持ちに無いので解りませんが、もう一段の工夫が必要だと思われます。
- 現像に出す時には「スプールの返却」を忘れずにお願いして下さい。
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